国際バカロレア入門―融合による教育イノベーション (シエスタシリーズ) の感想

192 人が閲覧しました

国際バカロレア（IB）教育に関係する本は、いくつか見られるが試験の解説など断片的なものにとどまっていたように思われる。しかし本書はIBを体系的に整理してあり、IBに対する理解が一気に進んだ。また本書からは筆者である大迫先生のIB教育に対する情熱がひしひしと伝わってくる。同先生が目標とされるのは副題にされている「融合による教育イノベーション」なのだろう。福岡にあるリンデンホールスクールにおいて、日本の教育とIBを融合されたいのだと推察する。まえがきに次の記述があった。「テストのため、点数のための勉強、study　just for examination から、生涯にわたって学び続けるための学び、learning for life に学びは変化しなくてはいけない」という先生の主張には全くもって同感である。

子供たちが在外中に良くわからなかったことがスッキリしました。　今となれば、その時に手にして読めていたら良かったかと思います。