ウルトラマン超兵器大研究 ~「科学特捜隊基地<初期型>」超精密ペーパークラフト付き~ の感想

159 人が閲覧しました

前号にあたる「ウルトラセブン超兵器大研究」がとても良かったので、本書も期待していました。
オマケとして、軟プラ製の「実際に飛ぶウルトラホーク１号」が付属していましたが、
他のレビューアー様からも「オマケは省いて、もっと頁を厚くするか、紙質を良くして欲しい」という
希望も多かった様に思います。

そこで本号ですが……。
うーん、「科学特捜隊基地・初期型ペーパークラフト」がメインになってしまっています。
前号「セブン」の様な、初めて見たスチールや科学特捜隊装備の資料も無いわけではないのですが、
「セブン」を読んだの時の様な「驚き」や、「欲しい！」というモティベーションが小さくなった気がします。

パッと見のイメージが、本の厚みの半分がペーパークラフト材料頁になっちゃってますので。
ある書店では「置いてないのかな？」と探してみたら、「工作・模型コーナー」に置いてあったくらいです（汗）

ただペーパークラフトとは言え、「科学特捜隊基地」をここまで大規模且つ精密に作れる仕様は
今まで無かったのではないか？と思います。もっとも「誰でも簡単に組める」ものでは無い様です。
対象は１５歳以上になってますし、時間も掛るようです（忙しい会社員にはキツイか？）。
ただしゲートがスライドして「ジェットビートル」がせり上がるギミック付といった凝りようで、
ウルトラシリーズが好きで、且つ「模型好き」、「３Ｄもの好き」の方には非常に良書だと思います。

ただ私個人の感想は、「セブン」の様な「資料本」として大きく期待していたので、正直「ちょっとションボリ」です。
「セブン」に比較すると「初代マン」はメカのバリエーションが元々少ないので、ジェット／三角ビートルの資料が
メインとならざるを得ず、このボリュームが限界なのかな、とも思いました。
またペーパークラフトの頁の圧迫によるものか、資料頁の写真が皆「小さい」イメージが有ります。

ただ誤解のない様に申し上げますが、３８話の白鳥やスペースタンク、最終回の無重力弾も漏れなく載っていて、