白痴 の感想

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参照データ

タイトル白痴
発売日2014-01-17
製作者ドストエフスキー
販売元佐和出版
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 日本文学研究

購入者の感想

 『白痴』は、ドストエフスキーの5大長編の中でも、哲学的な解釈をしなくとも「物語」として面白い作品です。黒澤明が映画化しているほどです。まずは、『白痴』がキンドル本で出たということが、喜ばしいことと思います。

 さて、このキンドル本の評価です。何はともあれ、『白痴』全編が99円というのは安い。この中山訳は、たぶん、角川文庫で全4巻で出ていたものです。現在、別の電子書籍書店で、中山訳『白痴』が売られているのですが、そちらは上下巻で合わせて1500円近くになります(サンプルを見た限りでは訳文自体は同一)。青空文庫にも『白痴』は未公開です。
 ただし、訳文には古めかしい部分があります。そして、注釈は文中にあるものの、巻末解説はありません(表紙と目次と本文と奥付のみ)。
 もしも、『白痴』を読みたいという人が「電子書籍でも紙の書籍でも構わないし、値段も気にしないので、読みやすいのがいい」と言うなら、間違いなく、河出文庫の望月哲男訳で読むべきだと思います。望月訳は2010年の新訳で、平易な訳文になっており、解説もついています、が、全3巻で価格は計2773円です。
 一方、青空文庫のような古い文章を読むことに抵抗のない人なら、この中山訳もありだと思います。

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