パース!―マンガでわかる遠近法 の感想
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参照データ
タイトル | パース!―マンガでわかる遠近法 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | デヴィッド チェルシー |
販売元 | マール社 |
JANコード | 9784837304272 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン |
購入者の感想
この本は実践あっての書だと思います。
タイトルにあるように内容は全てマンガで説明されています。文章に説明のための図表をそのつど貼り付けた普通の技法書とは違い、いつも関連した絵が描かれているため、何故そうなるのかが分かり易くなっています。また、登場キャラクターの疑問に対し登場キャラクターが説明するというスタイルなので、言い方といいますか進め方が丁寧です。知識を押し付けられている感覚はあまり起きませんでした。
本は詳細な章立てがなせれており、水平線の存在、一点・二点・三点パース、円のパースなど基本的なものは全て揃っています。各章ごと本当に素朴な疑問から始まるので、各章の最初の方は初心者の方にもお勧めです。しかしながら本題に入り、内容が核心に近づくにつれ初心者には辛くなってくると思います。
その理由として絵を描きたい人なら初心者でも知っている、「ある線に対し平行な線であればある一点に消失する」というその向こう側にまで話が広がるからです。単にイラストや漫画を描きたいだけなら、無視しても支障ない内容まで書かれています。僕は学校で製図を習っていましたが、そこで使用したテクニックも含まれていました。マンガでこんなことしていたら〆切なんて守れません。
この本の本当の価値は実際に描いてみて、壁にぶつかったときに分かります。正確に描いているはずなのに何故か実物や想像したものと違う。そう感じたときに何故そう見えないかを理解するとき、この本が助けとなります。最初はこの本の全てを理解できなくても仕方ありません。実際に描いて、絵と実物の差を感じたとき、それには理由があるのだと、気づかせてくれるのがこの本です。
タイトルにあるように内容は全てマンガで説明されています。文章に説明のための図表をそのつど貼り付けた普通の技法書とは違い、いつも関連した絵が描かれているため、何故そうなるのかが分かり易くなっています。また、登場キャラクターの疑問に対し登場キャラクターが説明するというスタイルなので、言い方といいますか進め方が丁寧です。知識を押し付けられている感覚はあまり起きませんでした。
本は詳細な章立てがなせれており、水平線の存在、一点・二点・三点パース、円のパースなど基本的なものは全て揃っています。各章ごと本当に素朴な疑問から始まるので、各章の最初の方は初心者の方にもお勧めです。しかしながら本題に入り、内容が核心に近づくにつれ初心者には辛くなってくると思います。
その理由として絵を描きたい人なら初心者でも知っている、「ある線に対し平行な線であればある一点に消失する」というその向こう側にまで話が広がるからです。単にイラストや漫画を描きたいだけなら、無視しても支障ない内容まで書かれています。僕は学校で製図を習っていましたが、そこで使用したテクニックも含まれていました。マンガでこんなことしていたら〆切なんて守れません。
この本の本当の価値は実際に描いてみて、壁にぶつかったときに分かります。正確に描いているはずなのに何故か実物や想像したものと違う。そう感じたときに何故そう見えないかを理解するとき、この本が助けとなります。最初はこの本の全てを理解できなくても仕方ありません。実際に描いて、絵と実物の差を感じたとき、それには理由があるのだと、気づかせてくれるのがこの本です。