日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集) の感想
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参照データ
タイトル | 日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 猪瀬 直樹 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784093942386 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 全集・選書 » 個人全集 |
購入者の感想
先日のNHK国会中継で前の防衛庁長官だった石破茂が、この本を掲げて「なぜ『昭和20年夏の敗戦』ではなくて『昭和16年夏の敗戦』なのか」と紹介していたので、おやっと思い読んでみた。
戦争を始める前に「日本必敗」の結論が出されていたことにも驚いたが、その結論を出したのが、官僚や民間人の若いエリートたちだったことが最大の驚きであり、感動だった。
本の中身は、実際の登場人物の声や資料が出てくるので、具体的で非常におもしろい。
著者は、彼らが今日評価されるとしたら「彼らが事態を曇りない眼で見抜き予測した点」であり、「その予測を可能にしたのはタテ割り行政の閉鎖性をとりはらって集められた各種のデータであり彼らの真摯な討議」だという。今の政治にも言えることだろうと思う。
この本の存在をもっと多くの人に知らせたいと思った。
戦争を始める前に「日本必敗」の結論が出されていたことにも驚いたが、その結論を出したのが、官僚や民間人の若いエリートたちだったことが最大の驚きであり、感動だった。
本の中身は、実際の登場人物の声や資料が出てくるので、具体的で非常におもしろい。
著者は、彼らが今日評価されるとしたら「彼らが事態を曇りない眼で見抜き予測した点」であり、「その予測を可能にしたのはタテ割り行政の閉鎖性をとりはらって集められた各種のデータであり彼らの真摯な討議」だという。今の政治にも言えることだろうと思う。
この本の存在をもっと多くの人に知らせたいと思った。