吉田兄弟ベスト 弐-2005~2009- の感想

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ジャケットが鶴亀なんて商売上手。ジャケ買いもちょっとありますが、壱と弐をざっと試聴して、それぞれ全部良い曲だと思ったので両方購入。年末年始はこれを聞いて過ごします。

早弾きの曲のイメージが強いので、若いですし、荒削り？がむしゃら？な感じが彼らの演奏の持ち味なのかなと。他の奏者と比べて技術的にどうかということはわかりませんので、だからこそ、全曲三味線と和楽器だけとか、ジャンルを問わず有名な曲を、ただ三味線で演奏してみましたというアルバムだったら、よほど斬新なアレンジをしていなければ多分買っていません。

このアルバムに入っている曲のバランスがいいのか、曲風、リズム、他の楽器の使い方にいろいろなパターンがあって飽きません。三味線でなくても曲は成り立つかもしれませんが、三味線で演奏することで新鮮に聞こえます。いろんなことに挑戦している感じがしました。曲がほとんどオリジナルで、自分たちで作曲しているというのもすごいと思います。

三味線に限らず、伝統的な物もアレンジや売り込みの仕方によって、新たな可能性と市場が生まれますね。

弐の特にお気に入り。１．２．４．６．１１．１３．ロック色が強く、テンポが速くてビートが効いている曲が多いので、じっくり聞くというよりは、ノリを楽しむ感じ。車の運転中とか、作業時に聴くのにいいと思います。