「自然」を生きる の感想

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タイトル「自然」を生きる
発売日販売日未定
製作者福岡 正信
販売元春秋社
JANコード9784393741474
カテゴリ »  » ジャンル別 » 科学・テクノロジー

購入者の感想

「わら一本の革命」の福岡正信をNHKディレクターである金光寿郎が取材したものをまとめた本。そういった構成なので、いきなりこの本で福岡正信を知った人はちょっと面食らうかもしれない。ある意味、コレクター向けの本ともいえよう。しかし、それであるからこそ、金光氏に誘導されて福岡氏の本音、というか本当に考えていることが見えたりもする時もあり興味深い。「教育無用論の教育を徹底的に進めれば、子供は生まれながらにして絵描きであるし、詩人であるし、歌人で、平和主義者です」、「いまの守護霊とか、祈ったら助けてくれるとか、とんでもない話です」、「人間というのは、生きているこの世は解釈できるけれど、死の世界は知りません。だから、半分しか知らないんです」・・等。金光氏に乗せられて出てくる福岡氏の発言の数々に、ハッとさせられ、その考えに引きこまれ、あっという間に読み終わってしまう。5☆の内容であるとは思うが、「わら一本の革命」を先に手にとってもらいたいという思いから4☆の評価にしています。

福岡さんの本は、あるようでない。この本はそうした中で、彼のことを知る上で、貴重な1冊。
帯の推薦文は、ジブリの宮崎駿。

カラー写真18点収録。
その中には、色とりどりの野生の花たちに囲まれた
桃源郷に立つ花咲じいさんという感じの福岡さんの様子や、
彼の自然農園を訪れたフリッチョフ・カプラ(『タオ自然学』)の前で
書道する福岡翁など、見ごたえあり。

巻頭に、3ページほどの老師の文。

「人間は何もしなくてよい。
食っちゃ寝、食っちゃ寝して生きておればよい・・という結論が六十年前の二十五歳の時にでた。
が、このごろあらゆる方面からこの「緑の地球号」という星が
あと十年ほどで緑と食糧が尽きて失速し墜落寸前だという話を聞けば、自分ひとりで寝てもおれまい。
「ではどうすりゃよい」と言われれば、愚者の答えはいつも簡単明瞭である。
五年で緑と食のパラダイスにする案がある。粘土団子の種を蒔くだけでよい。
お米一粒の価値はダイヤに勝り、その力(エネルギー)は原爆何百個以上の力を秘めており、
人間の知恵と力で「物をつくる」なんて、天の眼から見れば笑止千万である。
無為天成、すべては自然という神がつくり、万物を生かしているだけである。
人はその恵みを感謝し、生きているだけでよい」

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