魔女の家 エレンの日記 の感想

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参照データ

タイトル魔女の家 エレンの日記
発売日販売日未定
製作者ふみー
販売元エンターブレイン
JANコード9784047291713
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

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購入者の感想

フリーゲームの実況を見てファンになりました。
内容は魔女が魔女に至るまでのストーリーとヴィオラに会って、ゲームのスタート時点までというものです。
結末を知っているひとがほとんどこの小説を買っていると思いますのでネタバレも含めたレビューになります。
まず主人公のエレンのまっすぐな愛への渇望が綴られており、途中感情移入して読み進めてしまいました。
ラストは愛と憎しみ(妬み)は表裏一体なんだなと感じました。わたしの解釈としては絶望しないと死ねない自分を極限まで絶望させるために目玉をえぐって、足も切り落として、声も出なくさせたのは一見すると残忍そのものですが、エレンにとってはヴィオラちゃんへの愛なのではと思いました。身体を替えて苦しみながら生き長らえるより、絶望させて死なせてあげるというように。
でもそれだったら自分だけがそのまま死ねば良いじゃん?って普通は思うでしょうが、何百年も愛を与えられず、享受できなかったひとが最後のチャンスを棄てれるかと行ったら本能的に棄てれなかったと思います。
そういったことでも、この作品は人間の感情のひとつである愛を生々しいまでに描写しております。映画のダンサーインザダーク並みの後味の悪さがありますが、あのラストは必然なんだろうなって妙に納得してしまいます。
値段もお手頃で読みごたえもあり、小説は久しぶりに読みましたが次から次へと気になり読み進められました

この小説は、黒いエレンの日記で構成されています。
ゲーム中のエレンの日記が全て繋がったような感じです。
最初に忠告しておきますが、このゲーム自体にはハッピーエンドはありません。
基本的には、バッドエンドです。
トゥルーエンドもありますが、このエンドは真実のエンドであってハッピーエンド
とは限りません。
エレンは確かに可哀相な少女でしたが、さすがに報われなさすぎかなと思いました。
この小説を読んで思った事は、ゲームは最初から全て仕組まれていたことだったんだなと
思いました。
この小説を読むなら、原作をプレイしてからの方が良いと思います。
最後の忠告ですが、原作をプレイしていない方、物語をハッピーエンドで終わらせたいなら
バッドエンドまで行きそこでやめる事をお勧めします。
あくまでこの小説は、真実を知りたい人向けです。

動画の実況を見てゲームを知り、気になったので購入しました。
文字が大きいため、元々読書が苦手な私でも1日で読み切れました。
一部のシーンはゲームをやっていないとあれ?となるところもあるので未プレイ、未視聴の方にはおすすめできません。
既プレイ、既視聴の方が読むと小ネタが分かって面白いと思います。
唯一モブキャラの名前を「×××(少年の名前)」と書かれていた点が気になりました。ゲーム未プレイの方のために主要人物を混乱させないためだったのかもしれませんが、読んでいるテンポを崩されたような、物語に入り込んでいた中で現実に戻された感じがしました

あとラストの1ページにちょっとホラーチックなイラストがあるためホラー苦手な人は注意です。

ゲーム作者本人の執筆ということで不安でしたが
全体的にすんなり頭に入ってくる読みやすい文章でした。
みどころはヴィオラちゃんと黒猫の会話シーンなど
箇所によっては読み進めながらドキドキするほどよく書けていました。

トゥルーエンドを見て、なるほど!と思えた人には特にお勧めできると思います。
本編とリンクするような表現や裏設定がたくさん出てきます。

ただし、魔女の家のゲームもやってないし実況も見てないけど本から入るか、というのは
意味が分からなくなってしまう可能性があるのでやめておいたほうがいいかもしれません。

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