実践! 田舎力―小さくても経済が回る5つの方法 (NHK出版新書 413) の感想

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　多くの事例が紹介されていますが（いや、事例数が多すぎるせいか）どの事例も
考察が非常に浅い。　ネットで調べれば分かることばかり。

　事例の選定も問題が多い。　まず、古い。１９９０年代に取り組んだ事例が散見され
それら事例は１０年前には、既に誰かが紹介している。

　そんな古い事例を２０１３年に紹介する価値は無い。　
もし、価値があるとすれば、深い考察が必要だが、考察は非常に浅いので、話にならない。

　更なる問題は、富山や高松など５０万人都市の駅前開発事業に、かなりの頁数を使い
タイトル「田舎力　小さくても〜」とは違う本になっていること。

　こんな本に☆５つ書評が多いことを不信に思い、５人の書評歴を調べたら
３人（NPO理事長さん、元専門官さん、長門市の橋本さん）が、
この著者の本だけを書評していた。　

　この著者の前作は絶賛書評が３８件あり、本書もこれから絶賛の
不正レビューが次々と投稿されるでしょうが、
不正レビューを信用して本書を買うと、後悔しますよ。