国際化時代の地域経済学 第3版 (有斐閣アルマ) の感想
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参照データ
タイトル | 国際化時代の地域経済学 第3版 (有斐閣アルマ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 岡田 知弘 |
販売元 | 有斐閣 |
JANコード | 9784641123229 |
カテゴリ | ジャンル別 » ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 |
購入者の感想
1章と2章で、地域経済を巡る多くの視点・論点・学説を総合的に解説。沢山のものが詰め込まれ専門用語が連発されるので内容が解りにくい。しかし、学ぶとは「自分が何を知らないか」を掴んでいく行為なのだから、ちんぷんかんぷんな用語が出てきても、「思わず微笑んでしまい(内田樹「狼少年のパラドクス」P.184」ながら読み進めていくべき。統計による分析や文献の紹介も多い。3章と4章は、国が悪者という視点から、地域政策の破綻を力説、住民が主体となった開発の必要性を説き事例からその展望を語る。こちらは著者グループの「主観」が色濃く、解りやすいが書かれたことを鵜呑みにするとかなり視点が偏りそう。後半のイデオロギー性に注意して読めば「地域経済を学ぶ入り口となるヒント」が満載で役に立つ本。