最低限必要なマクロ経済学 要点だけで完全理解 の感想
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参照データ
タイトル | 最低限必要なマクロ経済学 要点だけで完全理解 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 野口 光宣 |
販売元 | 日本評論社 |
JANコード | 9784535556478 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » マクロ経済学 |
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購入者の感想
テキストなのにケインズのオリジナルなアイデアを導入して説明している点で野心的な本である。しかし、ケインズの一般理論は専門家向けに書かれたものなので初心者には難しい。例えば、「有効需要」「乗数効果」。
ユニークなのは45度線を明示しないこと(図と説明では利用されているが)、乗数の求め方、第1象限の図だけでIS−LM曲線が説明されていること、ワルラスの法則等。貨幣市場の均衡は第7章で説明したほうがよかったのでは。また、 L(r)がrの減少関数であることの説明がわかりにくい。
誤植ではないかと思われる点があった。図2.1の切片、図2.4のI=S(E点のみ)、p.53バランスシートに国債が必要(以下取引に応じてバランスシートを修正する必要あり)、p.67 r^2=0.016 → 0.0016 等。
この本を読むにはノートと鉛筆が必要。その意味では大いに勉強になった。希望としては、改訂版が欲しいものである。
ユニークなのは45度線を明示しないこと(図と説明では利用されているが)、乗数の求め方、第1象限の図だけでIS−LM曲線が説明されていること、ワルラスの法則等。貨幣市場の均衡は第7章で説明したほうがよかったのでは。また、 L(r)がrの減少関数であることの説明がわかりにくい。
誤植ではないかと思われる点があった。図2.1の切片、図2.4のI=S(E点のみ)、p.53バランスシートに国債が必要(以下取引に応じてバランスシートを修正する必要あり)、p.67 r^2=0.016 → 0.0016 等。
この本を読むにはノートと鉛筆が必要。その意味では大いに勉強になった。希望としては、改訂版が欲しいものである。