哲学者 内山節の世界 の感想

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参照データ

タイトル哲学者 内山節の世界
発売日販売日未定
販売元新評論
JANコード9784794809742
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門

購入者の感想

内山ファンとしては良い本だと思う。
ただ、きっと多くの方が褒めるので、敢えて?若干批判的に書いてみたい。

内山節全集の刊行が始まった。
自著を語るでは、これまでの著作に関して時系列的に説明している。
対談では里山資本主義の藻谷氏らとの話が載っているが、特に藻谷氏との対談は重みがないというか、ありきたりである。しかし、他の方、塚原寛氏、栗田和則氏、鈴木義ニ氏等の話はしっかり重みがあって面白い。
また上野村村長の神田氏とのやり取りも興味深いのだが、内山さんが以前、上野村の財政上大きな位置を占めると指摘していた神流川発電所(揚水式)に関して最近話題にしないのは、原発電力を利用した揚水型発電だからだろうか?
第4章では著名人の方が、内山さんの著作を語る。多くの方が指摘するのは、内山さんが、考えを言葉にしてくれると言う事だろうか。仕事と稼ぎ、無事な社会等々
第6章ではこれまでの3人塾の流れを分かりやすくかつ的確に纏めている。

そして一番面白いのは第7章 内山節HPの押しかけ管理人の鈴木江美留さんのところでしょう。(私自身はじめて管理人さんの名前とお顔を拝見しました)
そして、知られざる人間内山節を披露しています。

出来れば第7章から読まれると良いかと思います。

そうそう、内山さんの本では日本の哲学者があまり登場しない。(自然という文脈で和辻哲郎を良く引用するが)
それはなぜだろうと?思うのである。そう言えば、池田晶子も知らないと言ってました。

備忘録的メモ
仕事と稼ぎ
作法
関係性(人間、自然)
嫌いな言葉 損得と挑戦
田舎は自分の仕事を作るところ
時間が蓄積する里(循環する時間と直線的な時間)
2010年頃より編集者の女性と暮らし始める(第7章より)

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