朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 (PHP新書) の感想

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タイトル朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 (PHP新書)
発売日販売日未定
製作者江崎 道朗
販売元PHP研究所
JANコード9784569843490
カテゴリ »  » ジャンル別 » 社会・政治

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購入者の感想

2017年、著者の江崎氏はアメリカで、米軍の情報部門と米軍に関係する民間シンクタンクの関係者たちと話していた時、「朝鮮半島有事と台湾有事は連動する。北朝鮮の核開発だけに注目して大局を見失うと、平和を守ることに失敗することになりかねない」と指摘されたという。
米軍が北朝鮮に空爆を実施すれば、米軍にも余力がないので、台湾を含む他の地域の防衛が手薄にならざるを得ない。トランプ政権は北朝鮮危機に対応すると同時に、その隙をついて中国共産党政権が台湾に対して何らかの工作を仕掛けてくることを警戒している。よって台湾との関係を急激に強化しているのだという。

日本の敗戦後も、アジアでは戦争が続いている。中国大陸では、国民党と共産党が国共内戦を繰り広げ、朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア内戦など、膨大な死者を出している。そして、これらの危機と戦争はすべてソ連と共産主義が関係している。しかも、このソ連と共産主義の脅威に、敗戦後の日本も無縁ではなかった。
ところが「ソ連・共産主義に苦しんできた戦後のアジア」という視点は、日本の歴史教育においても、国際政治史においても、欠落しているといってもいい。そんな状態で、国際政治を正確に分析できるだろうか。
ソ連・コミンテルン(共産主義インターナショナル)は、資本主義国家同士の対立を煽って戦争を引き起こし、敗戦に追い込んだ国々で混乱に乗じて共産党が権力を奪取し、共産主義政権を樹立する「敗戦革命」を狙っていた。そうした対日「敗戦革命」計画を阻止したのが、昭和天皇だった。昭和天皇はソ連にではなく、アメリカに降伏することで自由主義陣営に属することを選択し、日本の共産化を避けようとしたのである。
戦後も、GHQに潜り込んだソ連の工作員の活動により、昭和22(1947)年、危うく共産党政権が成立してもおかしくないところまでいったが、何とか回避できたという。

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