月刊WiLL (ウィル) 2018年 10月号 の感想

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タイトル月刊WiLL (ウィル) 2018年 10月号
発売日2018-08-25
販売元ワック
JANコード4910183971089
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合

購入者の感想

連日のように、新聞をにぎわせる「米中貿易戦争」
今月は、その「背景=狙い」について書かれていましたので、レビューしたいと思います
なお、評者は、ジャーナリストの白川司氏です

〇トランプの標的は「中国製造2025」
・中国企業があらゆる手を使って、日本の技術をただどりしようとしているのは明白だ
・2015年に発表された「中国製造2025」も構図は同じだ
・トランプ政権が中国に貿易戦争を仕掛けているが、アメリカ側の条件に「中国製造2025を中止せよ」という一言が入っている
・アメリカはそれほどまでにこの政策を警戒している。その陣頭指揮を執るのが、トランプ政権最大の通商ブレーンであるピーターナヴァロだ

〇「中国製造2025」とは
・2025年までに「手段を選ばず」主要な技術分野で世界水準に追いつき、主要技術全てを「中国標準」に作り替えることを目指している
・世界の技術覇権を握ることが主たる目的だ

〇アメリカの製造業の崩壊について
・ナヴァロ氏の考えでは、アメリカの製造業が低迷したきっかけは、2001年における中国のWTO加盟である
・中国は安い労働コスト、甘い環境基準、潤沢な企業への政府補助などで安価に製品を製造し、WTOの枠組みを使って輸出を大きく伸ばした
・その一方で、「中国は発展途上国である」と言い張って、市場開放を行わず、国内産業を過度に保護し続けた。そのため怒涛のように輸出が拡大し、莫大な貿易黒字を出して、いくつもの国の製造業が弱体化した
・これが実現すれば、2025年以降の中国市場は「中国標準」の壁で固められてしまう
・たとえ日本が独自開発した技術であっても、中国側に合わせたものでなければ参入できない。しかも、中国政府の裁量次第だ

〇「安全保障」との関連について
・その先には安全保障の問題がある
・最先端の民生技術は、貿易産業にも直結する。もし、その技術が中国標準でしか手に入らないのであれば、安全保障の主導権も中国が握ることになる

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