シミュラークルとシミュレーション (叢書・ウニベルシタス) の感想

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参照データ

タイトルシミュラークルとシミュレーション (叢書・ウニベルシタス)
発売日販売日未定
製作者ジャン ボードリヤール
販売元法政大学出版局
JANコード9784588099113
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 外国のエッセー・随筆 » フランス

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購入者の感想

こういう論文?というか思想家の本って、訳書であれ原典であれ読むのが大変ですよね(汗)
これもそう言う例に漏れないかと思います。
でも、ゆっくりじっくり読んでいくとなかなか面白いと思うんですよ。
そうですね、一日一章くらいのペースでいいんじゃないですか?
内容が凄く複雑で、(でも核心それ自体は結構単純かも?)異なる例を挙げながらぐるぐると外堀から埋めていくような感じですね。
個人的は第10章とかがかなりわかりやすかったかな? まさに映画「マトリックス」だし、ある意味では「ブレードランナー」だよね。
大学の講義とかで触れる人は、そういう映画とかを見てから読んでみるととっつきやすいかも。

シミュラークルとは何ぞや?
シュミレーションとは何ぞや?
ハイパーリンクとは何ぞや?

根気強く読むと、うっすら見えてくるような気がします。
強いて問題があるとすれば、このボードリヤールが他の学問の言葉を何の注釈もなしに、さも自身が提唱した概念であるかのように乱用しちゃうことですね。
これのおかげで彼は随分批判されたそうです。……私自身批判したい気分ですが。
上に挙げた三つの概念だってそうですね。原義とはかけ離れた意味で、もうあっちゃこっちゃに頻出します。
なので、これ一冊だけでは多分無理……というかこれを読むためにほかの本が必要。
私個人としては「象徴交換と死」や「消費社会の構造と神話」をあわせて読むといいのではないかなぁ、と思います。

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