Oracle Bones: A Journey Through Time in China (English Edition) の感想

227 人が閲覧しました

River Town: Two Years on the Yangtze (P.S.)の続編です。前作はあくまで著者体験を綴ったものでしたが、今回は作風は少し異なります。著者も成長しジャーナリストとなったので、文化的なことや政治的な事に関してもその立場から言及しています。前作の登場人物のその後の人生についても触れられており、四川省の片田舎で育った以前の生徒たちが海岸沿いの都市部で働いている様子が綴られているのは印象的でした。

River Townの方が初々しい新鮮な感じもあり面白かった気がしますが、前作が気に入った方はこちらも読んでみるのも悪くないと思います。もしこの本から読み初めても（前回から引き続きの登場する一部の人物に感情移入できないだけで）問題なく理解でき、楽しめると思われます。この二冊は、英語圏の中国本では人気のシリーズで、2010年2月にこの本の続編Country Driving: A Chinese Road Tripが登場しました。