トリック立体 キットBOOK の感想

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　今、一部の人に人気の出ているトリック立体、ＴＶでも放映されたことがあるので、あゝ、あれかとわかる人も多いと思います。
　子どもの夏休みの宿題にでもと思って購入しましたが、結局自分で先ず作ることにしました。理由は後で述べます。
　著者の杉原厚吉さんは、工学博士ですが、だまし絵や錯覚の研究も行っておられ、その方面の著作も多数あります。
　本書では、　　1：反重力ジグザグすべり台（ジグザグの下り坂をビー玉が駆け上がっていくように見えます）
　2：なんでも吸引　三方向すべり台（ビー玉が中心に向かって登って行くように見えます）
　3：反重力　四面屋根（屋根の上にビー玉場がまるように見えます）
　4：冗談の好きな四本の柱（まっすぐな棒がありえない状態で見えます）　　　の4つのキットで構成されています。
　簡単に作れると思っていましたが、それなりの時間がかかり、結構難しい部分、調整が必要な部分があります。
　1：結構難しいです！少しの狂いで、すべり台が所定の位置に来ません。柱の位置の微調整が必要です。
　2：1　と同様です。
　3：これは簡単です。
　4：これも柱に微調整が必要です。
　テープはスコッチテープを使用したほうが目立たなくていいと思います。
　柱を台紙に入れる部分は、台紙に切れ込みをつけるだけでなく、少し幅をつけたほうが、入れやすいし、微調整もしやすいかなと思います。
　作ってみましたが、普通に見れば、なにこれというものにしか見えません。　
　本書で示されているように見ようとすれば、単眼、そして、見る方向を限定しなければいけないと思います！！
　また、子供だけで作るのは無理で、大人が真剣に関与し、アドバイスしなければいけないと思います。