ライアー×ライアー(8) (デザートコミックス) の感想

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参照データ

タイトルライアー×ライアー(8) (デザートコミックス)
発売日2016-02-12
製作者金田一蓮十郎
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

 今巻は初めて、主人公・湊の義理の弟・透視点を含むライアー×ライアーということで、「ああ、こういう話だったのね」と、改めて面白さの深みが増した気がします。
 そもそも女子高生に変装した湊が義理の弟と恋愛をする、というかなり変則的な人間関係の物語として始まったライアー×ライアーですが、しかし、その捻れが一見解消され、血の繋がらない姉と弟として向き合うようになっても、結局、心情的にはすれ違いが続いているようです。
 一筋縄では行かない感じが面白いですね。
 ともあれ、透視点、透の想いが明かされたことで、ネクストステージへと進展した感はあります。
 相変わらず引きが強いので、次巻も楽しみです。

 表紙は、ある意味オオカミ少年のようではありますが、自分の吐いたある『嘘』に苦しめられる湊です。

 追伸:俺がミーハーなだけかもしれませんが、続きが楽しみなマンガの一つだったので、アマゾンレビューとかで主に湊の性格等について、物申したい人が増えていくのを見るのはちょっと辛かったです。しかし、この巻にはオススメできる強い理由があります。ライアー×ライアーについて、どこかで『続きはもういいかな……』と思った人も、この8巻までは読んでみるといいんじゃないかとオススメできます。
 理由としては、もう本文にも書いてある通り、『透視点』が存在するコトです。しかもちょっとじゃなくって、ガッツリあります。物語の見方が変わるレベルで。子供の頃から透が義理の姉である湊をどう見てきたかが語られます。
 この物語は要するに湊があーだこーだしながら、義理の弟となぜか偽高校生として付き合っていくというシチュエーションに悩む、もっと言えば『透の心情が湊及び読者にははっきり見えてこない』という点が物語のリードとなっていたんだと思います。
 でも、そのブラックボックスが解放されたというのは、言い換えるとミステリにおける『解答編』に等しい感じですから。今巻に関しては素直に俺も「ああそういうことだったのか、切ないなあ」ってなりましたし。
 今は追っかけてなくても、ライアー×ライアーってどんな話だったんだよ、と何だかんだで気になっている人にオススメです。

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