猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353) の感想
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参照データ
タイトル | 猫のゆりかご (ハヤカワ文庫 SF 353) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | カート・ヴォネガット・ジュニア |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 9784150103538 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
科学と宗教はとてもよく似ている。
それは「嘘つき」で、「無責任」で、「何もかも分かった気になっている」点においてだ。
だからぶっ壊そう。アイス・ナインでぶっ壊そう、ボコノン教でぶっ壊そう。そんなお話。
愛も名誉も権力も、まがい物―幻想(ファタ・モルガナ)だと感じ始めた方にオススメ。
ただ、あまりにも救いようのない話(それこそ、ボコノン教にでも入らない限り)だったので、☆4つで。
ここまで宗教を皮肉った作品を出しておきながら、ヴォネガットが「カルト作家」と呼ばれていた時期があると言うのもまた皮肉である。
向こうでは無宗教もまた「カルト」なのだろうか。大多数の力は恐ろしい。
それは「嘘つき」で、「無責任」で、「何もかも分かった気になっている」点においてだ。
だからぶっ壊そう。アイス・ナインでぶっ壊そう、ボコノン教でぶっ壊そう。そんなお話。
愛も名誉も権力も、まがい物―幻想(ファタ・モルガナ)だと感じ始めた方にオススメ。
ただ、あまりにも救いようのない話(それこそ、ボコノン教にでも入らない限り)だったので、☆4つで。
ここまで宗教を皮肉った作品を出しておきながら、ヴォネガットが「カルト作家」と呼ばれていた時期があると言うのもまた皮肉である。
向こうでは無宗教もまた「カルト」なのだろうか。大多数の力は恐ろしい。