サイレン・チャームズ の感想
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参照データ
タイトル | サイレン・チャームズ |
発売日 | 2014-09-10 |
アーティスト | イン・フレイムス |
販売元 | ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル |
JANコード | 4547366221695 |
Disc 1 : | イン・プレイン・ビュー エヴリシングズ・ゴーン パラライズド スルー・オブリヴィオン ウィズ・アイズ・ワイド・オープン サイレン・チャームズ ホエン・ザ・ワールド・エクスプローズ ラステッド・ネイル デッド・アイズ モンスターズ・イン・ザ・ボールルーム フィルタード・トゥルース ビカム・ザ・スカイ |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ハードロック・ヘヴィーメタル |
購入者の感想
アンダース・フリーデン(vo) ビョーン・イェロッテ(g) ニクラス・エンゲリン(g) ピーター・イーワス(b) ダニエル・スヴェンソン(dr)
スウェーデン産メタルバンドIn Flamesによる、2014年発売11作目。
イェスパーがバンドを離れてから2作目となるアルバムだが、在籍時と比べて大きな違和感はない。ここ10年ぐらいの作風の延長線。疾走する場面は少なく、ミドル~スローテンポでじっくり聞かせる曲が多い。リフや展開がよく練られており、今やベテランとなった彼らの貫録を感じさせる。楽曲の質はいつもながら非常に高い。
一つ印象的だったのは、アンダースの歌唱力がここにきて向上しているということ。ここ10年ぐらいやっていた、なよなよしたエモい叫び&歌声を改め、初期のデス声ともまた違った気合の入ったスクリームを響かせている。個人的には2nd~4thあたりに思い入れが深く、それ以降の彼らにはあまり入り込めなかったのだが、この歌い方をもっと前からやっていたら、方向転換後の彼らに対する印象もまた違ったものになっただろうと思う。
このバンドはメロデスは10年以上前に卒業しているし、その後はしばらくメタルコア路線が続いたが、その域からも脱した印象を受ける。特定のジャンルがどうとかいうものではなく、ロックのアルバムとして普遍的な魅力を有している。「歌モノ」と呼べるような曲もあり、壮大さと攻撃性と哀愁が織り交ざったようなアルバム。
スウェーデン産メタルバンドIn Flamesによる、2014年発売11作目。
イェスパーがバンドを離れてから2作目となるアルバムだが、在籍時と比べて大きな違和感はない。ここ10年ぐらいの作風の延長線。疾走する場面は少なく、ミドル~スローテンポでじっくり聞かせる曲が多い。リフや展開がよく練られており、今やベテランとなった彼らの貫録を感じさせる。楽曲の質はいつもながら非常に高い。
一つ印象的だったのは、アンダースの歌唱力がここにきて向上しているということ。ここ10年ぐらいやっていた、なよなよしたエモい叫び&歌声を改め、初期のデス声ともまた違った気合の入ったスクリームを響かせている。個人的には2nd~4thあたりに思い入れが深く、それ以降の彼らにはあまり入り込めなかったのだが、この歌い方をもっと前からやっていたら、方向転換後の彼らに対する印象もまた違ったものになっただろうと思う。
このバンドはメロデスは10年以上前に卒業しているし、その後はしばらくメタルコア路線が続いたが、その域からも脱した印象を受ける。特定のジャンルがどうとかいうものではなく、ロックのアルバムとして普遍的な魅力を有している。「歌モノ」と呼べるような曲もあり、壮大さと攻撃性と哀愁が織り交ざったようなアルバム。
今もなお初期のメロデス路線を期待する人はもういないと思います。(そういう人は過去の作品を聴くか、もうファンを止めていると思うので)
その意味では、前作や前々作を楽しんで聴ける人にとっては順当な「新作」だと思います。かつての激しさはないものの、彼らならではの心から搾り出すような切ないメロディーが随所にあり、それが凡百の亜流にはまだ負けていないことを示している。
その意味では、前作や前々作を楽しんで聴ける人にとっては順当な「新作」だと思います。かつての激しさはないものの、彼らならではの心から搾り出すような切ないメロディーが随所にあり、それが凡百の亜流にはまだ負けていないことを示している。