華氏451度〔新訳版〕 の感想

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タイトル華氏451度〔新訳版〕
発売日2014-07-28
製作者レイ ブラッドベリ
販売元早川書房
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

素晴らしいに尽きます。
もっと早くに読んでいたかった。。。
巻き貝や壁回線に夢中な人々は、現代の白痴スマホ文化を風刺してるようで、これが1950年代に書かれていた作品とは衝撃的です。
終始ドキドキしながら読み進め、第三章では涙が次から次へとあふれてきて、読了後は興奮が抑えられなかったです。
だれかに感動を伝えたくて、もう、いてもたってもいられなくなったのです。
本から得られるものは、ほんとうに素晴らしく、人間をより人間にしてくれるものなのだと痛感しました。
一生、何度でも読み返したい一冊となりました。

あまりにも有名な作品で、今更、あらすじを記すまでもないが、

書物が忌むべき禁制品とされたジョージ・オーウェル型の窮屈な未来社会で、
昇火士であるモンターグが風変わりな少女との出会いをきっかけに人生の意味を考えはじめる自己発見の物語。

米国では、60年前、作品に描かれた世界に、現実がますます近づいているということで予言の書として、高い関心と評価を得ている。

以前の翻訳が1964年に(ハヤカワ・SFシリーズより)発行されているので、今回およそ半世紀ぶりに改訳がなされたということになる。

伊藤典夫氏によれば(今回の改訳は氏が50年以上心の中で温めてきたものだそうだが)、
長さだけで較べても、以前の宇野利泰氏の翻訳文が原稿用紙で530枚であったのに対して、新訳では400枚に満たないものになり、
翻訳文が25%ほど引き締まった。

この作品、私は、原文で2回ほど、以前の訳で2回ほど読んでいるのだが、今回ちょうどいい機会だったので、
「Fahrenheit 451」の原文でaudible.comから購入していたStephen HoyeのUNABRIDGED版の朗読を聞きながら読書し、
1 chapter読み終えるたびに、新訳で同じ個所を読書する形で楽しんだ。

新訳は、(原文の韻を踏んだ文章が翻訳の過程で失われている以外)
まさに、何も足さず、何もひかずという感じで、原文をそのまま、忠実に日本語に翻訳しているのがわかる。

このために、以前の訳では完全に失われていた風通しの良さが文章に蘇り、
特に作品の中の11月の風景、例えば、落ち葉や、川沿いや、自然の中での景色が、すっと瑞々しく前面に出てきた感じがあり、

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