ハピネス(4) (週刊少年マガジンコミックス) の感想

248 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトルハピネス(4) (週刊少年マガジンコミックス)
発売日2016-10-07
製作者押見修造
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

悪の華からこの作者の漫画を追って読んでいますが、今作も面白い。
元々、思春期特有の混沌とした感情を、清濁隠さず吐き出すように描くのがこの押見先生の持ち味だと思いますが、
今作はその中でも取り分けて重く暗いシーンが続きます。
4巻では主人公の友人、勇樹が追い詰められ、人間性が失われて行く様が見ていて痛々しい。
彼の絶望は計り知れず、読んでいて苦しくなる程だ。絵というか、表現が巧い。
押見先生の過去作品での傾向では、混沌の果てに救いを残してくれて、広げた風呂敷を畳むのが本当に上手いと言えると思う。
過去作では、どれも混沌とした物語を収斂し、読後感は清々しささえ感じさせてくれた。
現時点で、ここまで重い話をそこに持って行ってくれるならそれは見物だと思うし、どうなるか想像が及ばない。
次巻も楽しみに読み続けたいと思う。主人公に、勇樹に、五所さんに救いは訪れるだろうか。

ページをめくる度、驚きの連続。しかし、読み返してみるとそれほどまでに突拍子もない展開というわけでもない。
驚かせる場面を闇雲に並べている訳ではない。
一本、ちゃんとした筋を通した展開であるからこそ、ここまで惹き付けられるのだと思う。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

ハピネス(4) (週刊少年マガジンコミックス) を買う

アマゾンで購入する
講談社から発売された押見修造のハピネス(4) (週刊少年マガジンコミックス)(JAN:登録されていません)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.