あしたはれたら死のう (文春文庫) の感想

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参照データ

タイトルあしたはれたら死のう (文春文庫)
発売日2016-12-16
製作者太田紫織
販売元文藝春秋
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 日本文学研究

購入者の感想

すでにあるレビューの通り、自殺未遂をした女子高生のお話です。
話は自殺までの一定期間の記憶を失い、蘇生したその女の子はまるで別人となったと言われるところから始まります。
日常に違和感を感じながらも過去の『わたし』自身が自殺に至った理由を探るお話で、ミステリー感はないですが、
自殺未遂によって変化した母親との関係を通して、思春期特有のわだかまりを繊細に描いています。

母親との関係もそうですが、自殺の理由を探る話の上で、そこそこドロドロした部分が出てきます。
そのあたりはまあなんとなく分かるとは思いますが。

自殺を通して浮き彫りになった、あるいは変化した人間関係を描きそうで深くは描かれず、母親との関係以外が掘り下げられなかったことは、主題から離れすぎるためかページの問題かはわかりませんが、個人的には残念でした。

構成は面白くて、読みやすく、星4としようと思いましたが、辛口でいうとストーリー自体は「どこかで読んだことがあるようなお話」のため最終的には星3としました。

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