神のみぞ知るセカイ ROUTE 1.0 〈初回限定版〉 [Blu-ray] の感想

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この作品の面白さは、「落とし神」桂馬に尽きる。
金田一少年よろしく「エンディングが見えてきた」という決めセリフとともに
女性を攻略していく様子は、見ていてスッキリする。
冷静に分析し(ギャルゲー理論だが)
綿密な計算の下(ギャルゲー計算だが)
計画的に行動する(ギャｒｙ)
そうして確実に、女の子を「落とし」ていく。

あざといハーレム展開にならないよう、落とした女の子は記憶が消えてしまうという設定も良い。
記憶が消えるという設定は、ともすれば切ないＢＡＤに思いがちだが
この作品にそれが希薄なのも、また桂馬という絶対的なヒーローが存在しているからだろう。
記憶が消えてでも、気持ちだけはかすかに残ってるという後々のフラグになりそうな展開もある。

ギャルゲにおいて、特に出会いは「タイミングよすぎるだろ」と思うシーンは少なくない。
しかしこの作品は、攻略対象の女の子に「駆け魂」が宿っていて、それをパートナーのエルシーがサーチ出来るという設定がある。
桂馬がギャルゲの主人公みたく行動できるのも、こういった特殊設定に起因している。

さすがの倉田脚本だけあって、見せ場は上手いし、テンポも良い。
そして、俺の崇拝する高橋龍也さんも脚本に参加している所も見逃せない。
とにかく見る人を飽きさせない、グイグイ引っ張っていく魅力的な作品です。