デザインマネジメント の感想

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タイトルデザインマネジメント
発売日販売日未定
製作者田子 學(慶應義塾大学大学院特任教授/エムテド代表)
販売元日経BP社
JANコード9784822276294
カテゴリ » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 会社経営

購入者の感想

「★の理由」
<良いところ>
 1デザインマネジメントの概要が理解出来る。
 
<悪いところ>
 1この金額で掲載されている写真がカラーでない(かなり残念)。
 2それによって商品の意匠がよくわからない事と文字が読みにくい。
 3指図が機能デザインされていなく見にくい。
 4構成に一貫性がなく読みにくい。
 5結局、誰に向けた本なのかがよく分からない。

「感想」
 総じて、読みにくい。この本に書いてある事とこの本で実践している事に違和感を感じました。残念ですが「本としての機能性」がないと思います。

「誰向けか」
 書いてある内容は一般的に言われている事で新規性を感じませんでした。これから企業でデザイナーとして働く人や、これから企業と仕事を始めるといったデザイン事務所の方には有効だと思います。

 参考までに、私がデザインマネジメントを勉強するにあたって参考にした本を記載します。感情を高ぶらせたデザイン思考の本として、「デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 」「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」があります。経営の概要を知りたい方は「[図解]わかる!MBA PHP文庫 」(少し古いですが機能的)。組織学習として「学習する組織――システム思考で未来を創造する」(※デザイン思考としてかなり重要でした)。プレゼン等のスライド資料の作成においては「外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック」が非常に役に立つと思われます。それから、新しいモノを生み出す考え方としては「エクスペリエンス・ビジョン: ユーザーを見つめてうれしい体験を企画するビジョン提案型デザイン手法」も面白いかと思います。実践するには非常にハードルは高いのですが、考え方や手法として知っていると良いと考えます。又、「シナリオ・シンキング―不確実な未来への「構え」を創る思考法」や「シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する」もデザイン思考の助けになります。

「枠からどうやってはみだせるか」をずっと考えてきたデザイナーで慶応大学SDM特任教授の田子さんの初の著作最高でした!

半日がかりで読んだボリューム満載の本です。3冊分くらいの内容に感じました。

20年のデザイナー人生の中であるべき姿、あるべき商品を模索して、東芝時代、アマダナ時代、エムテド起業後の代表的な作品についてドラマティックなストーリーが書かれています。それぞれの仕事の中でのクライアントやチームメンバー、プロジェクトリーダーとの出会いやそれぞれの方の実名、キャラクターも書かれているので、映画を見ているようなリアリティーを感じながら読むことが出来る本です。
奥様の裕子さんとも共著というのも今風な感じです。

話題の鳴海製陶の「OSORO]のプロジェクトでご一緒された慶応SDMの非常勤講師でもある橋口寛さんが書かれている部分を本の中でも田子さんの段と橋口さんの段を同じページで2段構成で複眼の視点で書かれていたり、工夫を感じる本でもあります。

デザインマネジメントの重要性、デザイナーの目線で本気で良い商品を作りたいと思っている企業経営者とじっくり話して、経営理念、コンセプト、を現場の人たちとの対話や工場見学の中からも紡ぎ出し、結果につなげている実話にすごく迫力を感じました。

nendoの佐藤オオキさんもデザインの力を使いながら商品だけでなく経営理念やコンセプトを大切にされながら仕事につなげていると評判ですが、デザインと企業経営が繋がる人はまだまだ少数派だと思います。

デザインマネジメントについて具体事例が書かれた本書がこのタイミングで出版された事に感謝します!

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日経BP社から発売された田子 學(慶應義塾大学大学院特任教授/エムテド代表)のデザインマネジメント(JAN:9784822276294)の感想と評価
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