どろろ梵 4 (ヤングチャンピオンコミックス) の感想

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参照データ

タイトルどろろ梵 4 (ヤングチャンピオンコミックス)
発売日販売日未定
製作者手塚 治虫
販売元秋田書店
JANコード9784253150743
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

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購入者の感想

 泣きました。最後の、百鬼丸が梵を「ひとりにはさせない」と慰めていた部分。それを見たどろろが、昔の己と百鬼丸を重ね合わせた部分。そのためだけにこの評価です。
 敬愛にしろ情愛にしろ、お互いを思い遣って、生死を駆け巡ってきた百鬼丸とどろろ。そんな百鬼丸に裏切られた(それはどろろを心配する百鬼丸の思い遣りなわけですが)どろろと、自分のカラダのカケラを探す百鬼丸。どろろはおいて行かれたくなかった。そんな二人がまたであって、でもそれはまた旅をするという意味ではなく。
 たぶん。ふたりとも、サビシかったのでしょう。つらかったのでしょう。生きたかったのでしょう。
 それが重なって、どろろは一瞬だけ己を取り戻して。
 でもやっぱり、妖怪に戻ってしまう。
 ――結局、どろろは鎌鼬のまま、去っていった。
 運命にはかわらないけれども、百鬼丸は決めた。
「どろろは滅ぼす、でももう刀は使わない」
 鎌鼬となってしまったどろろを改心されられるのか、滅するしかないのか、それとももっとほかの方法があるのか。
 それは分からない。でも、たびはつづく。
 どろろと百鬼丸、そして梵のたびは。

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