ガリレオ・ガリレイ―地動説をとなえ、宗教裁判で迫害されながらも、真理を追究しつづけた偉大な科学者 (伝記 世界を変えた人々) の感想
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参照データ
タイトル | ガリレオ・ガリレイ―地動説をとなえ、宗教裁判で迫害されながらも、真理を追究しつづけた偉大な科学者 (伝記 世界を変えた人々) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | マイケル ホワイト |
販売元 | 偕成社 |
JANコード | 9784035421702 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 科学史・科学者 |
購入者の感想
2009年は、ガリレオの望遠鏡400周年且つ国際天文年というわけで、ガリレオについても改めて随所で取り上げられている。
このガリレオの伝記は、児童書なので字が大きくふりがなもついているが、大人の読書にも十分堪えるしっかりした内容。
いきなり、かの宗教裁判の模様で幕を開ける本書は、まずは当時の宗教や科学の状況など背景となる情報を概説する。
それから改めてガリレオの生涯を追い、彼がいかにして学び、成長し、大学へ行き、教授となったか、
その後教員・研究者としていかなる事績をあげ、かつ他の人たちと揉めたかが、ガリレオの研究や実験のいきいきした描写と共に描かれる。
自身敬虔なカトリックでありながらも、当時絶対的であった古典の科学(アリストテレス)と教皇庁を頂点としたカトリック世界の宇宙観を、
きちんとクリティカルに見据え、実験や観測によって誤りがわかればはっきり誤りだと主張したガリレオ。
カトリック教会に断罪され、自宅軟禁されてもまだ科学にできるだけ邁進し、著書が禁書処分になる中でも出版元を見つけた。
広く一般に信じられていた「事実」も実証して確認していくガリレオの姿勢、科学への尽きることなき興味がこの伝記の叙述から伝わってきた。
本文中には豊富な図版が含まれ、巻末には用語解説、年表つき。
このガリレオの伝記は、児童書なので字が大きくふりがなもついているが、大人の読書にも十分堪えるしっかりした内容。
いきなり、かの宗教裁判の模様で幕を開ける本書は、まずは当時の宗教や科学の状況など背景となる情報を概説する。
それから改めてガリレオの生涯を追い、彼がいかにして学び、成長し、大学へ行き、教授となったか、
その後教員・研究者としていかなる事績をあげ、かつ他の人たちと揉めたかが、ガリレオの研究や実験のいきいきした描写と共に描かれる。
自身敬虔なカトリックでありながらも、当時絶対的であった古典の科学(アリストテレス)と教皇庁を頂点としたカトリック世界の宇宙観を、
きちんとクリティカルに見据え、実験や観測によって誤りがわかればはっきり誤りだと主張したガリレオ。
カトリック教会に断罪され、自宅軟禁されてもまだ科学にできるだけ邁進し、著書が禁書処分になる中でも出版元を見つけた。
広く一般に信じられていた「事実」も実証して確認していくガリレオの姿勢、科学への尽きることなき興味がこの伝記の叙述から伝わってきた。
本文中には豊富な図版が含まれ、巻末には用語解説、年表つき。