天皇諡号が語る 古代史の真相(祥伝社新書) の感想

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学校の教科書が、いつも正しいと、思い込んでいる人には、理解できない。
先入観と思い込みでしか、理解できないひとには　向かない。
しかし・・・
日本書紀は不比等の恣意的な作品とか、法隆寺は藤原氏が建てたとか、聖徳太子はいなかったとか、
古代の日本は種々の渡来人の主導権争いだった・・・等々、感じることができる人には　大いに
お薦めしたい。
元々　人類は　アフリカから世界各地に拡散したのであり、極東の辺鄙な国に　純粋な日本人なんて存在しない。
所詮　大陸からの色んな種族の渡来人の混ざり合いと　競争の中で、主導権争いをしてきたと、
頭を整理してから読むと、なるほどと　思える部分が多い。関裕二氏は、監修のみで、書き上げた
のが、誰だか　書いてないことのみが、不思議。