肉体の鎮魂歌(レクイエム) (新潮文庫) の感想

268 人が閲覧しました

スポーツというものは、それだけである一定の「ドラマ」がある。
そのため「スポーツノンフィクション」も多く、スポーツノンフィクション作家も
他のノンフィクション分野に比べて､多い。
しかし厳しく言うと、「これは凄い！」というスポーツノンフィクションも少ない、ということだ。

本書の内容に関しては「ことぶきジロー」さんが克明に書かれている。
秀逸のレビューである。
私はスポーツノンフィクションを、多く読んできたが、
この本に集められたものは、文句なく一級品である。
懐かしい作品もあり、こたえられない一冊だった。
「これは凄い」という作品だけを集めた本だと言えるだろう。