A LIFE〜愛しき人〜 Blu-ray BOX の感想

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私はキムタクのドラマを見るのは１０年以上ぶりなのですが
当時ＳＭＡＰ解散後初のキムタク作品と言う事でどんなものかとちょっとだけ気になり一話から見てみたのですが
役者陣のガンガン伝わってくる本気度
主人公沖田の人生観の切ないストーリーにすっかりハマる。
ドラマの完成度が忘れられず
なんかブルーレイボックスを買ってしまいました。
ドラマでは全話観ましたが
これで再び観ています。内容が濃い。B’zのエンディングも各回のフィニッシュにズバッと締めにくる。
見直しても見応えが本当に凄い。脇を固める俳優陣もドラマ映画で主演を務める者ばかりで個性が光りドラマ内の出演者にも感情移入してしまいます。
良いものは複数回見た方が味が出る。池井戸作品の様な重さ、視聴者にうったえ掛ける内容の濃さが有ります。
業種は違いますが自分も職人の子供なので何か沖田の置かれた立場や考え方が琴線に触りまくり、叶わなかった恋、仕事に対する姿勢等色々考えさせられるのです。
本作の視聴率の低さ（それでも16％くらい？）が批評されていましたが、それだけで内容評価するっていったいどうなのでしょうか？
昨今のテンションの軽い惚れた腫れた浮ついたドラマと違いとても見ごたえが有ります。
このドラマは最終話の展開は筋書き上なるべくしてなる終わり方だけど切なすぎる。
その後の展開が気になります。井川が医院長になっている？由紀が医者になっているとか？続編製作は難しいかな？？

ディスク盤観て思ったのはなにか収録の画面がすこし暗い様な（？）気がするけど…？気のせいでしょうか（テレビの設定は変えてません）

やっぱり、キムタクはこういう役が似合う。と毎回見終わると思ってしまう。
役なのか、本人なのか、木村拓哉なのか。
全てがミックスされた絶妙なキャラクター設定と職業が実に面白い。

キムタクドラマのファンが期待するような、
”やっぱり、かっこいい”キムタクがこの物語には確実に存在しているのだ。

ストーリーは、簡単に言えば”医療もの”ではあるが、
どちらかというとヒューマンドラマに近い。
キムタクドラマの中では、グッドラックや、ビューティフルライフを見ているような
どこか懐かしささえ感じるような、いい意味で”一昔前のドラマ感”が漂ってくる。
けれど、その懐かしさは決して、古臭さ、ではない。
今現在の”キムタク”が作る役柄と行動セリフには、心が惹かれるものがある。

最近はドラマ離れをしていた、という人には特にこのドラマをお勧めしたい。