空色のゆめ の感想

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メジャーデビュー作「N.Y.」以来約1年ぶりのリリースとなるセカンドアルバムは、まずこの夏空に相応しく何処か清々しささえも感じさせる「空色のゆめ」と言うアルバムタイトル、尚且まるで彼女の心の中を表現している様な、聡明で爽快なスカイブルーのジャケ写も彼女の雰囲気にピッタリでとても素敵です。

彼女のインディーズ時代の代表曲「桜ひとひら」、浜省の音楽プロジェクトである"Fairlife"の中の楽曲「左手で書いたラブレター」／「てがみ」の省吾のカバー曲等、それはもはやカバー曲としての概念を越えて、彼女が自分の楽曲の様に素晴らしい中嶋ユキノの表現力でその音楽を醸し出しています。他の楽曲に対しても女性らしいそのリリックとメロディーライン、癒される音楽には心が洗われる様な感覚のフルアルバムです。

浜省プロデュース抜きでも過去には川嶋あいのバックコーラスや、中森明菜、伊藤由奈、上戸彩、AAA等への作詞提供等している程の極めて高い才能とその歌唱力は、前作のデビューアルバムから一つづつ、そして少しづつ確実に開花し、彼女の実力とその世界観を十二分に感じられる音楽だと思います。

彼女の本作アルバムを引っ提げての10月より全国アコースティックライブツアー 「空色のゆめ旅 2017」の開催も楽しみです。
個人的には浜省ファン歴35年以上にもなりますが、省吾ファンならずとも素直に応援したくなる素晴らしい女性アーティストだと思います。

体の中に自然と入り込んで来る様な、そして彼女の素晴らしい耳に馴染む様な歌声はアルバム(音楽)としても完成度がとても高く、省吾ファン以外の多くのリスナーにも聴いて頂きたいと思います。それと同時にこの素晴らしい音楽が、一人でも多くの彼女のファン以外や音楽ファンにも届きます様に願っています。