Brahms: the 4 Symphonies の感想

143 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトルBrahms: the 4 Symphonies
発売日2016-01-22
アーティストJ. Brahms
販売元Warner Classics
JANコード0825646767717
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » 交響曲・管弦楽曲・協奏曲

※サンプル画像

購入者の感想

サー・ジョン・バルビローリ指揮、ウィーン・フィルによるブラームスの交響曲全集、
海外盤で4曲セットで出るのは、自分の記憶が間違っていなければ、2001年のDISKY盤
(ライセンス盤)以来になるはずです。(異様に高い韓国盤も一部で出回りましたが。)

商品画像欄の裏ジャケを見ると分かりますが、2012年のリマスター音源を使用しており、
おそらくは日本独自企画で発売されたSACD用の音源を流用しているものと思われます。

元々、1960年代後半のEMIにしては解像度の高い、くっきりとした傾向の録音であるため、
DISKY盤(1990年リマスター)も、決して聴きづらい音ではありませんでしたが、この新盤は、
全体に音がほぐれて、ウィーン・フィルらしい柔らかさ、優美さが増した感があります。

演奏の方は定評のあるもので、全編にわたってバルビローリならではの濃密な歌に満ちており、
ヴァイオリン群のみならず、低音弦や木管、さらには第1番終楽章や第2番第1楽章のホルンなども、
実に豊かな歌心を感じさせます。それでいて、濃密すぎてベタ塗りになる、ということがなく、
木管、金管のフレーズも明快に浮かび上がっており、ウィーン・フィルの美しい音色が
適度な華やかさを加えていて、本当に存分にブラームスの音楽を味わい尽くせる演奏です。

一般的には第2番の評価が特に高いようですが、かといって第1番などでの熱気や覇気に
欠けているわけではなく、全曲を通して十分に均質な出来を保てているように思います。
高速テンポのシャキッとしたブラームス(ヴァントやシャイー新盤など)を好む方には
向かないかもしれませんが、濃厚なロマンに酔いしれたい聴き手にとっては、
かけがえのない一組です。

パッケージは、通常の3枚組用プラケース(4枚組用の内側片面の爪を省いたもの)で、
ライナーノーツは短い解説が付いた簡素なものです。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

Brahms: the 4 Symphonies を買う

アマゾンで購入する
Warner Classicsから発売されたJ. BrahmsのBrahms: the 4 Symphonies(JAN:0825646767717)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.