谷繁流 キャッチャー思考 (当たり前の積み重ねが確固たる自信を生む) の感想

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以前、有名なスポーツライターが「監督に絶対なるべき存在」として、当時まだイチ現役選手だった谷繁氏を推していた。
実際に監督になってからは不完全燃焼だったが、谷繁氏の何が監督に向いているのか知りたくて、書店で手に取った。
考え方7割、技術3割といった感じ。
キャッチャーが試合中や練習で、何に意識を向けているのかがよく分かった。

【良かった点】
・普通にサラリーマンでも当てはまりそうな考えがたくさん出ていた。
　「人間観察すべし」「準備と復習」「読書で名言を学ぶ」など。
　どこの世界でも成功する人は、同じような方法論になるのだなと痛感。
・各章ごとに「まとめ」があり、何が書いてあったか、振り返りやすい。
・谷繁氏の捕球技術が超一流であることはよく言われているが、どうすれば良いか分かりやすかった（自分はプレイヤーではないが）。

個人的には「意図を持っていれば、例え失敗しても（打たれてしまっても）良い」が最も印象的。
配球に意図を持つ。失敗してもそれが次に生きる。
その繰り返しが、3021試合もプロで活躍できる選手に繋がったのだと分かった。