終物語 第六巻/まよいヘル(完全生産限定版) [Blu-ray] の感想

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この話を観る前に「化物語」「憑物語」「暦物語」「傷物語」を観て復習する必要があるのかな、と思っていましたら、そのあたりの事情をコンパクトにまとめた『終ワリニ向カウ物語』という映像特典がついていました。
地獄巡りそのものは、ウエダハジメが世界観設定に加わっていて、尚且つ他のマンガのパロディやセルフパロディも混ざっているので、結構楽しめます。主題歌の「terminal terminal」は、ホーンセッションで始まる明るい「帰り道」のアンサーソングで、タイトルは戦場ヶ原ひたぎの「staple staple」を意識したものでしょう。あと、八九寺真宵ちゃんの振り付けが可愛いです。
副音声は、賛否が分かれるところでしょうか。忍野忍が完全にキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに戻っているので、「傷物語」の冷血編を観た人は、笑いながら首を吹っ飛ばし吹っ飛ばされを思い出してしまい、ツッコミ損なうと八九寺Ｐの首が物理的に吹っ飛ぶという場面を想像してしまいます。２１歳モードや８９歳モードが、幼児退行の別バージョンみたいで、ちょっと笑えないですね。よくこの状況で「まよいロスト」にならなかったなあという副音声です。
あと、これまではボコられキャラという印象しかなかった手折正弦が、実は蒼崎燈子と同じレベルの人形使いとであるという新事実がわかります。