日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る (サイエンス・アイ新書) の感想
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参照データ
タイトル | 日本刀の科学 武器としての合理性と機能美に科学で迫る (サイエンス・アイ新書) |
発売日 | 2016-06-16 |
製作者 | 臺丸谷 政志 |
販売元 | SBクリエイティブ |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
まさに「目から鱗」の一冊でした。
いままでの日本刀制作は「こうすれば、こうなる」という経験則の世界で、それが千年積み重なって伝統になっていたと思います。この本はそこに「こうすれば、こうだから、こうなる」と、科学による裏付けをしてくれました。
とはいえ、本書によると、焼き入れの時の水温を秘伝としているなど、経験則の中でもキモの部分はある程度理解していたようです。凄いぞ、昔の日本人。
後半以降の検証には専門的な記述がありますが、目が泳ぎそうな部分は飛ばしても大丈夫でした。最後に丁寧な結論が書かれています。特に、焼き入れによって反りが入る過程や樋の実用性、打撃時の衝撃応答などは、図やグラフのおかげで楽しく読めました。
なお、本書はフルカラーの図で美しい日本刀の刀身が沢山楽しめるのですが、kindle版の方が紙の本より写真が綺麗に表現されるているような気がします。
いままでの日本刀制作は「こうすれば、こうなる」という経験則の世界で、それが千年積み重なって伝統になっていたと思います。この本はそこに「こうすれば、こうだから、こうなる」と、科学による裏付けをしてくれました。
とはいえ、本書によると、焼き入れの時の水温を秘伝としているなど、経験則の中でもキモの部分はある程度理解していたようです。凄いぞ、昔の日本人。
後半以降の検証には専門的な記述がありますが、目が泳ぎそうな部分は飛ばしても大丈夫でした。最後に丁寧な結論が書かれています。特に、焼き入れによって反りが入る過程や樋の実用性、打撃時の衝撃応答などは、図やグラフのおかげで楽しく読めました。
なお、本書はフルカラーの図で美しい日本刀の刀身が沢山楽しめるのですが、kindle版の方が紙の本より写真が綺麗に表現されるているような気がします。