独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制 の感想
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参照データ
タイトル | 独裁国家・北朝鮮の実像――核・ミサイル・金正恩体制 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 坂井隆 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022514400 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
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購入者の感想
私は北朝鮮問題に詳しいわけではなく、大きなことは言えないが、平岩氏は日本を代表する北朝鮮研究者、坂井氏は公安調査庁のプロパー職員で二部長まで上り詰めた方ということで、非常に豪華な対談と言える。内容も本格的で、昨今の北朝鮮情勢についての両者の味方から多くを学ぶことができたのは当然のこと、どのような情報ソースで北朝鮮を分析すべきか、脱北者を情報ソースとしてどのように扱うべきか、実務と研究とで北朝鮮へのアプローチはどのように異なるか、といった非常に興味深いトピックについて縦横無尽に語られている。
研究者、あるいは民間人としての立場ならではの思い切った発言もいくつかあり、
・文革の時の中国も核を持っていたがそれほど日本は心配しなかった。したがって、北朝鮮が核を持ったというだけで怖がる必要はない。
・北朝鮮の核ミサイルの脅威に対しては粛々と対応し、向こうの体制が変わるのを待つしかない。
・金正恩の経済効率化政策については評価すべき面もある。
・北朝鮮では反体制の人は脱北できるので、反体制にエネルギーが向かうということは起こりにくい。
・日本は、中国を牽制し得る位置にある北朝鮮を利用していくことを選択肢として考えていくべき。
といったことが書かれてあり、目を見開かされる思いであった。
このような質の高い対談が今後も本にして欲しいものである。
研究者、あるいは民間人としての立場ならではの思い切った発言もいくつかあり、
・文革の時の中国も核を持っていたがそれほど日本は心配しなかった。したがって、北朝鮮が核を持ったというだけで怖がる必要はない。
・北朝鮮の核ミサイルの脅威に対しては粛々と対応し、向こうの体制が変わるのを待つしかない。
・金正恩の経済効率化政策については評価すべき面もある。
・北朝鮮では反体制の人は脱北できるので、反体制にエネルギーが向かうということは起こりにくい。
・日本は、中国を牽制し得る位置にある北朝鮮を利用していくことを選択肢として考えていくべき。
といったことが書かれてあり、目を見開かされる思いであった。
このような質の高い対談が今後も本にして欲しいものである。