日本会議 戦前回帰への情念 (集英社新書) の感想

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安倍政権が日本会議の政策を実行している歴史修正主義者、国家主義者内閣であることを丁寧にわかりやすく解説している。明治以降の祭政一致天皇制をあたかも、日本の伝統であると意図的に宣伝し、現憲法は日本を弱体させるためにアメリカが押し付けたと主張しているが、日本は劇的に復興し、戦後の経済発展はなぜ起こったのか、日本会議の賛美する戦前の国体が敗戦を導き、国民に塗炭の苦しみを与え、天皇は占領軍の従属化におかれれるなどの国家存亡の危機に陥れたことを不問に付して法被りしている日本会議に連なる面々。戦争犯罪人を合祀している靖国神社を肯定し、アジア諸国の国民1900万人が犠牲になった大東亜戦争の誤りを認めない人々。憲法を押し付けたアメリカのポチとなっている安倍政権と日本会議の面々。反知性主義の極致にいる政治集団と安倍政権の一体性をわかりやすく解説している良書である。これからの日本の行く末を案じている真の愛国者必読。日本会議は、明治憲法回帰を唱えた日本の国柄・国体教の信者である生長の家谷口雅春チルドレンの生き残りの集団であることも興味深い。戦前回帰大日本病再発も必読の書です併せてお読みください。

安倍内閣とその仲間たち（維新の党の橋本氏など）が望んでいる憲法改正による戦前回帰は、「自分のために戦争に行ってくれ」と言っても誰もいかないので、天皇を政治利用し「天皇のために戦争に行ってくれ」という命令を出せる国柄にしたいだけです。また、彼らが力を入れているのは戦争とギャンブルだけで、国家レベルの（暴）と変わらないです。今後も彼らが政権を握り続けていては、売国行為の政策ばかりで日本らしさのない品格のない国になってしまいます。安倍内閣＝天皇の政治利用だけを考えている国賊・逆賊・売国奴内閣です。極右だそうですが、右翼に失礼です。日本会議が特権階級だというのであれば、"ノブレス・オブリージュ"を自らに課し、日本会議に属する者とその子供がまず率先して戦場に行くという宣誓をすべきです。それを行わないのであれば、ただ卑怯者が群れているだけです。

『憲法改正誓いの儀式』あるいは『日本会議 動画 憲法改正