現代思想 2017年3月臨時増刊号 総特集=知のトップランナー50人の美しいセオリー の感想

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私は「解けたことが嬉しくて、アルキメデスが裸で走り回った町」(本書の養老孟司先生の『面白さは多様性に宿る』より)の近くに住んでいます。日本から、ここシチリア島に帰ってくる機内で読破しました。前日には養老孟司先生の講演を拝聴したばかりでしたので、さらに読み応えがありました。1)経験の多様性、2)認識の中身より認識の態度、3)都会は意味のあるものだけしか無いが、自然には意味がない、というお話は実に深みがあって面白いです。