政府はもう嘘をつけない (角川新書) の感想

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タイトル政府はもう嘘をつけない (角川新書)
発売日2016-07-10
製作者堤 未果
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784040820927
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

堤さん、いつもながら見事です。
パナマ文書を公開したICIJが、実は情報を選択的に出したという欺瞞から本はスタートします。こんな刺激的なトピックもプロローグに過ぎません。巨額の献金で完全に政治を支配するアメリカの1%富裕層、それを支える企業の息がかかったロビイスト、安倍政権が実現をもくろむ緊急事態条項の危険性の検証、法律を実際に書く官僚の利害。TPPなどはグローバル企業弁護士が書いたものと指摘します。ISDSによる訴訟までビジネスになっており、TPPの後にはあらゆる公共サービスを民営化するTISA協定も控えていると。
ある投資銀行関係者の言葉は強欲資本主義の実態を象徴しています。「『国民主権』や『公共』という非効率な概念がやっと取り払われる」

世界中で進行するこんな風潮に対して、私たちは無力感を抱きがちです。しかし、アイスランドはこんな状況を跳ね返した実例だそうです。バーニー・サンダースに代表されるように、気づき始めた人たちは大勢います。
「戦う敵より、手の中の宝ものを数えよう」本の中のある一節のタイトルです。素晴らしい。

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