高台家の人々 の感想

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参照データ

タイトル高台家の人々
発売日2016-12-21
監督土方政人
出演綾瀬はるか
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 日本映画 » コメディ

購入者の感想

ネタバレありの感想になります。まだ視聴していない人。またはネタバレをして欲しくない人は見ないでください。
原作は大好きな作品でした。なので映像化されることは不安もありつつも期待していました。
漫画を映画の尺に収めるためにある程度いろいろな部分が説明不足になり、色々な場面が唐突になることは想定していた。
けれど残念だったのは原作のよさを映画的な演出のために無くしてしまったのが悲しかった。

【以下ネタバレ】
まず主人公である木絵は口下手で運動神経もよくはなく、いつもおどおどしていて見た目も良くはない。普通の人から見れば魅力がわかりにくい人間だ。そしてその木絵の相手である光正は誰からみてもすぐに魅力がわかる人間。お金持ちで見た目も良く、才能に溢れている。けれども他人の心を読めるゆえに他人と親しくなれない。
その二人が出会う。そしてこの二人は、この二人でなければ幸せになれなかった。木絵の本当の魅力は光正でなければ見つけられなかったし、光正も木絵でなければ好きにならなかった。そこがこの作品の恋愛部分の肝なのだ。
けれど映画ではそれが崩れていた。まず漫画版の木絵は他人から悪意を向けられたときに妄想によってそれに対処する。悪意に悪意を返さない心の優しい子という魅力が描かれている。けれど映画版ではそこが変えられていた。妄想をよくする女の子だが、それは他人からの悪意を受け流す方法ではない。実際他の人から悪意を向けられた時に心を完全に閉ざしたりしている。なので木絵の魅力がなくなってしまった。唯一あった内面の良さ。つまり他の人に心を読まれても大丈夫なほど純粋で、時にアホともとれるほどの単純さがなくなっていた。
これは映画で最後の演出をいれるためだろう。恋愛ものでは定番の遠くに行ってしまう相手を走って追いかけるという場面を入れるためにキャラクターが改変されてしまった。
すごい残念だった。漫画の一番の良さがなくなってしまったことは残念でならない。

マンガの5巻分を2時間足らずで完結させてるわけなので勿論満足はしていませんが、光正さんや木絵ちゃん始め配役には満足です。
元々森本梢子さんのマンガが大好きなので観られて良かったです。

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