大東亜戦争と国際裁判 [DVD] の感想

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タイトル大東亜戦争と国際裁判 [DVD]
発売日2005-07-21
監督小森白
出演嵐寛寿郎
販売元バップ
JANコード4988021152440
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ

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購入者の感想

かの大戦で日本は敗戦国として国際裁判を受けましたがその裁判と言う名の理不尽さも理解する事が出来ました。
勝てば官軍負ければ賊軍まさにリアル体験でした。ただ日本人として卑屈に生きるのではなく民族の誇りを持って生きなければという思いが強くなった気がします。やはり人間と言う生き物はいつの時代でもエゴ丸出しの愚かな生き物だとも感じました。ただ言える事は絶対に戦争はいけないという事です。戦争に勝者も敗者もなくただ悲しみだけが残るという意味が分かるような気がします。

 東京裁判を描いた映画は少ない。小林正樹監督のドキュメンタリー映画は別格である。
 劇映画としては、本作と「プライド」が有る。
 「プライド」はスポンサーの意図による、意図的で余計な描写が多かったのに対して、本作の方は淡々と、あっさり描いている。ただ、「プライド」では清瀬弁護人と東条英機とのやりとりが描かれていて(同作で最も評価できる部分である)、本作では描かれていないのが残念である。
 小森白監督の演出は上手くはないが、「プライド」の伊藤俊也監督ほど下手ではない。
 役者も本作の方がずっと良い。特に、清瀬弁護人を演じた佐々木孝丸の堂々たる演技力は、大分やりすぎの感はあるが、素晴らしい。本物には「プライド」の奥田瑛二の方が似ていると思う。
 その反面、ウエッブ裁判長は良く描かれすぎであるし、キーナン検事は素人くさくて下手である。

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