メイドインアビス 1 (バンブーコミックス) の感想

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参照データ

タイトルメイドインアビス 1 (バンブーコミックス)
発売日2013-07-31
製作者つくし あきひと
販売元竹書房
JANコード9784812483800
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

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購入者の感想

6巻まで読んでの感想。

世界観描写や構成だけでも非常に完成度の高い優等生的な漫画だと思う、
キャラクター描写は魅力的だし、控えめな台詞で計算尽くの伏線を回収していくのもうまい。
超科学的な設定を説明するのに、生物学や民間療法でいかにもありそうな理論を持ってくる点など素晴らしいの一言に尽きる。
シャベルやズボンのバックルのようなガジェットの細かい描き込みにもセンスが光る。
何より自分にとってここまで「続きが気になる漫画」は過去に一つもなかった。

リコのキャミソールのガラッと空いた腋の布の隙間からその下の膨らみの形がうっすら見え隠れするところとか、
やたらとレグのおへそにとがった物がぶっ刺さって内出血する描写など、趣味丸出しのロリ・ショタ・リョナの表現は好き嫌いが分かれるだろうが、決してそれだけの作品ではない。
実際は細々したガジェット群、古代の重機、ふわふわした生き物、危険生物の恐るべき生態、サバイバルシーンでのどこか贅沢なひととき、
堅くてぬるぬるした毒虫、見知らぬ土地の文化、未知の食材と調理方法・・・etcといったものに対する作者の愛や萌えを凝縮した冒険漫画だといえる。

グロテスクな描写が多い等で評価が分かれているようだが、正確に言えばグロ表現そのものよりも、心身の「痛みの表現」こそがキツいと思う。
「子供らしいひたむきなな純粋さ」と、「作者の悪意すら感じるほどの苦痛表現」、この2つが表裏一体を為してしているのがが魅力でもありアクでもあるのだが、
3巻ぐらいまでは「グロ」「ホラー」「痛そう」で済ませられたものが、
4,5巻では読者の倫理観がグラグラしてくる位ドギツくなる。
6巻で少し緩和されはするが、キツい所はやはりかなりキツい。

こういう描写を作者が心から苦悩し涙しながら描いているのか、
あるいはパパ棒を度しがたくしてニヤニヤしながら描いているのか、
(おそらくどっちも正解なんだろうと予想する)
このあたりの印象によって読者の受容の仕方は大きく変わってくると思う。

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