ジョジョリオン 15 (ジャンプコミックス) の感想

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参照データ

タイトルジョジョリオン 15 (ジャンプコミックス)
発売日2017-07-19
製作者荒木 飛呂彦
販売元集英社
JANコード9784088808826
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

本巻を一言で表すならこうかと思います。今回の敵スタンド能力はいたってシンプルですが、3部の承太郎よろしく「シンプルなヤツ程強い」とはよく言ったものです。むしろ、能力的にはなんで今まで出てこなかったのか不思議なくらい(似たようなのはこれまでにも出てきてましたが)。しかし康穂ちゃんのスタンド、サポート役としては本当に優秀ですね。4部の康一くんもそうでしたが、広瀬の姓のキャラはサポート役に特化しているのでしょうか。
話の展開は他の方のレビューでもあるようにこれまでの部と比べると物足りなさが多少あるのは否めませんが、しかしこれまでの部でも後半は一時の落ち着きから再度盛り上がりを見せていたかと思います。そこから考えてみても荒木先生はこのままの雰囲気で終わらせる作者ではないはず。今後の更なる展開に期待します。
余談ですが、憲助さんのショベルヘッドは中々にイカしてました。

(おはなし)
「ロカカカ」の争奪戦は容赦のない追っ手によりデンジャラスに!!
「感染系の攻撃」でJOJOが追い詰められるッ!
さあ、誰を頼って切り抜けるのか!?

「ゾッ」とくる不気味な攻撃・・・・・・・・・・・。
(感染すると体が崩れようとも操られる)
かなり気持ち悪くグロい攻撃です・・・・・・・・・・・・・・・!

しかし、今巻は出るのが遅かったなあ。
16巻は早く出してね。

 以前はかなり擁護的な『ジョジョリオンにはジョジョリオンなりの面白さがあるんだよ』的なレビューを書いていたのですが、このマンガも十五巻を重ね、少しばかりの物足りなさを感じてしまっています。
 この物語が最終的にどこに向かうか、その大雑把な見通しが見えないというか。十五巻にもなるのに。
 これは他の方もレビューで書いていましたが、ラスボスは一体誰なんだろう、という感じ。
 俺にとって、ジョジョと言えばスケールの大きな目的を持った、能力的にもどうしたら勝てるのかまるでわからないラスボスの存在、というイメージがとても強いです。
 ある種、ミステリ的には最大の謎であった主人公の正体は既に明かされてしまいました。
 それに絡んで登場した敵・田最環のスタンドは、確かにえげつない能力を有してはいましたが、ラスボスとしてはパッとしないキャラで、比較的あっさりと退場してしまいました。個人的にはですが、そこで盛り上がりきらなかった感はあります。
 物語最大の謎と絡む敵キャラが退場してしまったことで、物語を大きく引っ張り牽引する力が損なわれてきてしまっているかな、という印象です。
 これはとても全体的なお話で、十五巻も少なくとも単巻の物語としては面白く、スタンドバトルも独特の味わいで、先がどうなるかわからないスリルもちゃんとあります。
 ただ物語を大きく牽引する悪役がいないというのはやはり大きく、内容が面白くてもどこか物足りない気分を覚えてしまうのです。最近のジョジョリオンを読んでいると覚えるのはそういう感覚です。

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