研修設計マニュアル: 人材育成のためのインストラクショナルデザイン の感想

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タイトルが「研修設計マニュアル」とあるので企業内研修の講師向けの専門書と思ってしまうがそうではない。
インストラクショナルデザイン(教育設計学)の基礎を学びつつ、ARCSモデルという動機づけ理論を授業設計にどう反映させるかを具体的に学ぶことが出来るので、企業内研修の講師のみならず、中学・高校・大学の教員の参考にもなる。
この本の特徴は「初めから研修ありき」としていない点にあると思う。
研修を上位目標達成のための最後の手段として位置づけ、まず研修以外の選択肢を考え、かつ、研修以外の選択肢にもIDのノウハウを応用している。
読みながら自分の仕事のあり方を振り返ることになるので、読むのに時間はかかるが、正面からじっくり取り組みたい本と言える。おすすめ!