日本人の神と仏―日光山の信仰と歴史 の感想

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参照データ

タイトル日本人の神と仏―日光山の信仰と歴史
発売日販売日未定
製作者菅原 信海
販売元法蔵館
JANコード9784831856760
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 宗教 » 宗教入門

購入者の感想

中世の神仏習合思想である本地垂迹説の歴史が語られています。
大日如来は密教の本尊で太陽を仏格化したものです。
天照大神は太陽を神格化したものですから同じ太陽でつながっています。
伊勢神道では、天照大神は胎蔵界の大日如来が本地で、豊受大神は金剛界の大日如来が本地です。
天台宗と真言宗がそれぞれ神祇信仰と結びつき、山王神道と両部神道が生まれます。
これらの神道が吉田兼倶によってさらに理論化され、吉田神道(唯一神道)が生まれます。
日光では、山岳信仰から山王神道へ、さらに徳川家康を東照大権現として祀る為に、
山王一実神道が天海によって生み出され今日にいたっています。

明治維新によって、神仏習合思想が破棄されてしまいましたが、
無理矢理分けられてしまったせいで、
生まれた時は神社、死んだ時は寺社と曖昧に使い分けているだけですから、
習合したままで良かったように思います。

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