産婦人科医ママと小児科医ママの らくちん授乳BOOK の感想

224 人が閲覧しました

本書は完母に寄りすぎず、完ミに寄りすぎずな中立な立場で書かれた本なので、内容が頭の中に入って来やすい。
わたしかま今まで出会った助産師さんらはどちらかというと完母推奨で母乳信仰が強い方達。
ある意味トンデモなことを言ってあるのでは？と不安を感じていたが、本書も合わせて読むことでアドバイス内容の取捨選択もできた。
産婦人科、小児科、２つの立場からのアプローチもわかりやすい。

授乳で悩んでいるときに読みました。確かな文献をベースに書かれており、データや出典は注釈があるので信頼できます。また、本文は優しい語り口でとても読みやすいです。
授乳は、なかなか出ない母乳を根気よく吸わせて分泌を促したり、時には粉ミルクを活用したり、フェーズや状況によって対応が日々変わっていきます。今何をすべきかを迷って無理をしたり罪悪感を持つこともありましたが、この本は「赤ちゃんが健やかに育てばOK」「赤ちゃんだけではなくお母さんにも優しい生活を」というシンプルで大切なことを思い出させてくれました。
赤ちゃんの成長は本当に早くてあっという間、この本を手引きとして残りの授乳生活を楽しみたいと思います。