ポートフォリオ評価とコーチング手法―臨床研修・臨床実習の成功戦略! の感想
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参照データ
タイトル | ポートフォリオ評価とコーチング手法―臨床研修・臨床実習の成功戦略! |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 鈴木 敏恵 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260000536 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
本文中の「研修医」を、例えば「看護学生」、「新人看護師」、「ゼミ生」など、多くの立場に置き換えることが可能な内容です。人財育成に関わるすべての人々に活用できる内容だと思います。文章も平易でありながら、表現されている内容は奥深く、簡潔に述べられています。
ポートフォリオを介して、学生も指導者も学び合う、といった教育観だと思いました。翌日からすぐトライできそうな内容、でも単なるハウツー本ではない。人財育成に携わる方には、一見の価値ありです。
ポートフォリオを介して、学生も指導者も学び合う、といった教育観だと思いました。翌日からすぐトライできそうな内容、でも単なるハウツー本ではない。人財育成に携わる方には、一見の価値ありです。
最近、ポートフォリオに大きな期待が寄せられているが、この本は医療分野で最初のポートフォリオの本として大きな意味があると感じた。「ポートフォリオ」の語源は“紙ばさみ”であり、実際には道具のひとつに過ぎない。重要なのは、自ら目標を立てて実施し、評価していくという「プロジェクト学習」についてと、教育において重要なことはもっと人間的なものにあるということだ。私自身、医師の研修に何年も関わってきて、やれ症例数がどうだとか、経験した手技はどれくらいだとか、他の施設と比べてどうだとかに追われすぎているところがあった。この本は、医師として育つ上で重要なのは、基本的臨床能力はもちろんのこと、人間と向き合う職業としてもっと人間的に育つことであると示している。医療関係者、とくに医師の研修に携わっている人には是非ともお勧めしたい一冊である。