誰でもわかるクリティカルシンキング―それって、ホント? の感想

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参照データ

タイトル誰でもわかるクリティカルシンキング―それって、ホント?
発売日販売日未定
製作者若山昇
販売元北樹出版
JANコード9784779303746
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 論理学・現象学

購入者の感想

日本ではクリティカルシンキングを実践する方法を具体的に教えてくれる本がありませんでした。読もうかと思い探した本の殆どは学術的な説明が中心だったような気がします。この本は「手で考えよう」という章があるのでよくわかるように実際にクリティカルシンキングを使ってみるための本でした。
この本の中には、三段論法、帰納法、演繹法など、学生のうちに教わる項目が入っています。学校でこれらの言葉や例は教わりますが、この本のように自分でその方法を活用してみるところまで教えているところは少ないのではないかと思います。
クリティカルシンキングは日本では学校で教えていません。しかし、信長や家康など多くの人がクリティカルシンキングを行い(本文P76のティータイム参照)、日本をけん引してきました。教えらなくてもクリティカルシンキングができる人はいます。しかし、その数は少ないと思います。記憶力が高い人が頭が良いと評価される傾向の強い日本の学校教育では、クリティカルシンキングができると、変り者、ほかの人の勉強を邪魔する人などと爪はじきにされてしまうこともあります。(例えば、「分数割る分数の計算では割る方の分子と分母を逆にしてかける」という先生の説明に「割り算なのに何でかけるのか教えて」というと「黙って言われたことを覚えろ」と言われたり、古典で変格活用を覚えろと言われた時にそれが現在の日本語文法にどのように変化してきたのか、なぜ変化したのかを教えてと言って、いやな顔をされたりしたのは私の小さいときの記憶にあります。先生から見たら面倒な子だったのですね(^^;分数の割り算を掛け算にする理由を教えて!!)
仕事において、言われたことを、何も考えずにするだけなら、記憶力の高い人は間違いをせずに高い能力だと評価されるでしょう。しかし、現在の仕事で、それだけで仕事ができることはほとんどないでしょう。常に「なぜ」を感じて、分析的に考えて仕事を進めることが求められています。その基本的な方法としてクリティカルシンキングは多いに役立ちます。学生として学習しているときでも、先生の言うことを鵜呑みにして暗記するのではなく、「なぜ」「ほかの方法はないか」などを常に考えていくことが必要ではないでしょうか。

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