リズムとフォース : 躍動感あるドローイングの描き方 の感想

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参照データ

タイトルリズムとフォース : 躍動感あるドローイングの描き方
発売日販売日未定
製作者マイケル・マテジ
販売元ボーンデジタル
JANコード9784862462954
カテゴリジャンル別 » アート・建築・デザイン » 絵画 » デッサン

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購入者の感想

習得すれば画力の向上に劇的な効果が表れます。しかし、非常にストレスフルな説明が習得を困難にしています。

まず肝心の「リズム」と「フォース」という単語の定義が曖昧です。

・フォース=何らかの目的を持ったエネルギー
・リズム=2つ以上の方向性のあるフォースによる相互作用

という説明でピンとくる人はいないでしょう。翻訳がマズイのかと思いましたが、原文もほぼ同じような書き方でした。その後の具体的な説明でも、直感的ではない煙に巻いたような比喩が連続し、なかなか理解できません。そもそもフォースはアウトライン(輪郭線)ではないのですが、まるでアウトラインと一致させるように描いているのも混乱の元です。

絵にフォースを矢印で描こうにも、どういう法則で描き込むのかや、始点と終点をどう設定すればいいのかは、何度読んでも理解できませんでした。デッサンの線とフォースの矢印が一体になっていて判別できないのも困りものです。せめて2色刷りにしてくれたら…。

本だけではわかりにくいので、 YouTube で "FORCE DrawingPart 2with Mike Mattesi" という解説動画を観ることをお勧めします。筆者が実際にフォースとリズムの見つけ方を解説しており、私はこれを観てようやくピンと来ました。

なお、 Chapter 1~3 はフォース、リズム、フォーム、シェイプという一連の概念の解説です。まずはこの3章を一気に読んで全体像を把握し、YouTube の解説動画で理解を深めた後、個々の絵を模写したり、独自にデッサン練習をするといいでしょう。私は毎日10時間ほど3日間、言葉の意味をよく理解できないまま、ひたすら模写と翻訳を行いました。その結果、たしかに以前まであった絵のぎこちなさが解消し、体の流れが滑らかな人物画を描けるようになりました。

ちなみに Chapter 3.4 では「印象を強めて描く」方法を説明していますが、これは "Samurai Jack" や "Hell Boy"

以前から絵を描く時に
「正しい形はとれている けれど なんだか躍動感がないなあ・・」
と思っていたことを、この書籍で解消出来そうです。

・ 筋肉はしっかりかけるけど「どこに力がはいっているか」がわかりづらくなってしまう
・ 体の形はとれているはずだけれど 動きを感じさせられない
・ 動作の「瞬間」を切り取った絵を書きたい
・ 重力を感じさせるようなものを描きたい
・ ディズニー独特のあの生きている線が描きたい

などなど

「勢い」「流れ」「重力感」を
気持ちのいい形で 誇張して落としこむことを
理解されたい!

と思っていらっしゃる方には
特におすすめだと思います。

また
美術デッサンうや クロッキー、ポーズ模写とは
また別の角度、視点から
描くことを取り入れたい方にも
おすすめです。

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