ウォーレン・バフェット 賢者の教え―世界一投資家思考の習慣 (経済界新書) の感想

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バフェットの言葉は、とても魅力的です。
比喩などを使い、読み手を思わずハッとさせるのは、まるで現代の伝道師さながらです。
個人的に特に気に入っている例え話は、Youtubeにアップされていたもので、
学生の質問にこたえたものです。

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あなたが仕事を始める時のために、ひとつアドバイスをしましょう。
尊敬できる人のいる組織で働くことです。
仕事をするだけで幸せじゃないと。
よく聞く台詞「あと10年、この仕事をやり、その後で、本当にやりたかった事を…」
これは、歳をとった時に精力を残しておきたいからと、
若い頃にセックスを断つようなものだ。
全く馬鹿げています。
好きなことに夢中で取り組めば、自ずといい結果は出ます。
失敗するわけがない。
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バフェットの話はどこをとっても、捨てるところがありません。
ただ、本書は残念ながら、その面白いバフェットの話にあぐらをかき、
そこらにあるバフェット本をただただ引用しただけです。
全くオリジナリティがない。
恐らくバフェットの直接取材はおろか、ネットでも見られるインタビューなども見ていないでしょう。
新しい情報がなく、全て、他の本からの引用と分かるからです。
もし、バフェット好きな方であれば、本書の内容は全てどこかで見たことのあるものでしょう。
買う価値はありません。
少なくとも、読んでも損はありませんが、買ったお金は確実に損をします。

バフェットがどんな人か知りたいのであれば、バフェットが株主に送ったレポート集「バフェットからの手紙」、
バフェットの含蓄のある言葉を楽しみたければ、メアリーバフェットの「史上最強の投資家バフェットの教訓」、